国の許可を得ずに愛媛県などで約1年半に渡ってトラックで魚類を運び、売上げを得ていた疑いで、運送業者の役員の男とトラックドライバー2人が24日に逮捕されました。
貨物自動車運送事業法違反の疑いで逮捕されたのは、広島県広島市の運送会社役員・寺西司容疑者(59)、そして宮城県気仙沼市などに住む57歳と40歳のトラックドライバーの男の2人です。
警察の調べによりますと、3人は共謀して一昨年4月から去年9月までの間、国土交通省の許可を得ずに白ナンバーのトラックとトレーラーで魚類などを運び、売上げを少なくとも200万円以上得ていた疑いがもたれています。
寺西容疑者は運送会社を経営していて、受注した案件を無許可である2人のドライバーに依頼していたとみられます。
警察は愛媛県内で男らの車を発見して捜査を進め、容疑を固めました。愛媛県を含む8都県で17回に分けて荷物の発着を確認しているということです。3人の容疑の認否は明らかにされていません。
警察は常習的な犯行とみて余罪や利益を調べていきます。
運送業界を巡っては、法改正による人件費の高騰などいわゆる「2024年問題」でコスト競争が激化。無許可のトラックによる低コストの不正な運送などの増加が懸念されています。
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