熊本市の神社では“バチ当たりな泥棒”が。
狙われたのは、神社のシンボル「たぬきの置き物」です。

神社を管理する男性は「『船場山にはタヌキがおってさ』という手まり歌にゆかりある神社。まさか盗難に遭うなんて…」と話します。

泥棒が姿を現したのは18日。
黒いハットを被り、背中を日本国旗のようなもので覆っています。

たぬきの置物が置いてあるところに近づくと、次の瞬間、腰を屈めて、緑の袋に次々と入れていきます。

神社には元々、全国から奉納・寄進された15体ほどの置物がおかれていましたが、6月に入ると、その数が5体ほどに減っていたといいます。

その後、神社は警察に被害届を提出。

管理人によると、3日前に犯人が特定され、その後、置物も返却されたということです。

しかし、再び盗まれる可能性があることから、以前置かれていた場所には、もう“シンボル”の姿はありませんでした。

神社を管理する男性は「神様に奉納されたものを勝手に持っていって盗むのは天罰が下る、バチが当たる」と話しました。