保護者が仕事をしていなくても保育施設に子供を預けられる「こども誰でも通園制度」が来年度から全国で始まります。
宮崎市では本格実施に向けて、7月から4つの保育所で導入することになりました。
「こども誰でも通園制度」は保育所などに通っていない生後6カ月から3歳未満の子供を対象に、保護者の就労状況に関わらず、ひと月最大10時間まで保育施設に預けられる制度です。
7月からは宮崎市に4つある小戸、青島、跡江、福島の公立保育所でこの制度を導入。時間は保育所で屋外活動などが行われる午前9時から11時までで、1時間あたり300円で利用することができます。
(宮崎市保育幼稚園課 串間俊一課長)
「同年齢の子ども同士が触れ合う機会がある、家庭ではなかなか経験できないことが保育所でできることで子どもの成長につながる。保護者の皆さんにとっては専門の保育士と関わる中で子育てに関する悩みや不安の解消につながると良いと思います」
宮崎市によりますと、6カ月から3歳未満の子供は約6650人いて、このうち約2100人が保育所に通っていません。
宮崎市では保育所ごとに月7人程度の利用を見込んでいて、民間の保育所にも協力を求めることにしています。