佐世保基地に23日に配備されたアメリカ海軍の強襲揚陸艦「トリポリ」の内部が報道陣に公開されました。
アメリカ海軍佐世保基地に配備された強襲揚陸艦トリポリです。
総排水量は約4万5千トン、全長は約260メートルです。
第二次世界大戦当時の空母に近い大きさです。
トリポリは航空機の輸送を前提に設計された艦船で、飛行甲板にはステルス戦闘機F―35Bを最大20機搭載できます。
日本で災害が起きた場合にはオスプレイやヘリを活用して人員の輸送や避難の支援もできるということです。
KTN記者
「強襲揚陸艦トリポリの内部です。艦内の一部が公開されていて、日本のメディア向けに説明が行われています」
乗艦できる乗組員と海兵隊員はあわせて最大2900人で、メディカルチームとともに集中治療室を含む高度な医療設備も備えています。
艦長 エディ・J.パク大佐
「私たちの任務には戦闘、人道支援、有事作戦に至るまで幅広い活動が含まれます」「トリポリは災害対応に非常に適した艦船です」「必要に応じて多くの人に食料や避難場所、水を提供することができます」
アメリカ以外の国で強襲揚陸艦が配備されているのは佐世保基地だけで、パク艦長はこの地域に前方展開することで「インド太平洋地域の安全保障に貢献する準備ができている」としています。