様々な「移動」のニーズに対応しようと広島県内のタクシー会社とレンタカー会社が中四国で初めての新たなサービスを始めました。
24日、広島市で開かれた記者会見では「つばめ交通」と「広島レンタカー」がモビリティサービスを提供することを発表しました。
このサービスは年齢や体の状態から歩きづらさを感じている人もストレスなく、観光や普段の生活を楽しんでもらいたいと導入されました。
【野川キャスター】《試乗体験》
「乗り心地もとても良いですし、スピードが4段階で調節できるのがいいです。いま私『2』で乗っているのですが、ゆっくり公園を散歩するくらいなら、このくらいのスピードがちょうどいいのではないでしょうか」
このモビリティは片手で簡単に操作ができます。免許やヘルメットなどは不要で、屋外にとどまらず施設の中でも乗ることができます。
インバウンドの影響で外国人観光客が増えたこともサービス開始の決め手の一つになったということです。
【広島レンタカー・下岡俊治 専務取締役】
「まずは使ってもらったら次の楽しみも見えてくるのと一緒になって移動が楽しくなるということにつながってくると思います」
【つばめ交通・山内康平 企画室長】
「日本の受け入れ環境として欧・米・豪の高齢者への対応が遅れていると認識しています。質の高い移動体験をしてもらい、満足度の高い観光体験をしてもらうことが我々の求める成果だと思っています」
このサービスは完全予約制で24日から県内で利用できます。