佐賀にオスプレイが配備されるまで2週間あまり。防衛省は、オスプレイ17機を配備したあと、吉野ヶ里町の目達原駐屯地からヘリ50機と隊員を移駐する計画です。自衛隊と共に暮らしてきた地元の飲食店に、思いを聞きました。

【焼とり蛮屋 店員 原光希さん】
「隊員さんは週6でほぼ来てもらっている。昔、ここ災害で、3年前くらい。ひざ下まで浸水したことがあって。その時に一緒に手伝ってもらったり。この商店街は隊員さんたちのおかげで成り立っているようなもの。正直行ってもらいたくないというのはあるが仕方がない。寂しくはあるけど」

吉野ヶ里町の目達原商店街はかつて多くの飲食店が立ち並び駐屯地の隊員でにぎわっていましたが時代の変化とともに飲食店も少なくなりました。
この界隈で唯一のバーを経営するこちらの店は隊員が仲間うちで利用したり一人で来店する客などの憩いの場として愛用されています。

【BarForce1竹下智幸代表】
「基本男性が多いんですが、女性も多いです。最近自衛隊の女性の隊員も増えてきていますので。この前自衛隊の男性がここにいらっしゃる女性のお客様と結婚までされました。自分が婚姻届の証人のサインまでさせていただいて貴重な経験をさせてもらった。そんなに遠くに行くわけじゃないですけどさみしい気持ちでいっぱい」

このバーから徒歩1分ほどの距離にあるこちらのスナックは開店からまだ1年半ほどですが、隊員の常連客も多数いるそうです。
人気の秘訣は・・・。

【あんじゅ 相良洋美さん】
「隊員さんにはメガジョッキで出すんですよ。これ。自衛隊さん用。通常のジョッキはこれ」
【樹里さん】
「自衛隊のお客さんが来てくれて仲良くなったりしているので佐賀(駐屯地)に異動となれば来る頻度も今までより少なくなっちゃうのでさみしい気持ちでいっぱいです。さみしくなるよね」
【洋美さん】
「うん、さみしくなるね」

駐屯地から徒歩圏内にあるこちらの飲食店は新鮮な魚と多数のメニューが人気のお店でランチでの利用も多いほか大人数を収容できるので歓送迎会などでもよく使われているそうです。

【どん亭 坂口仁代表】
「お仕事中でしょうね。隊員服着てかちっと決めて来られる方もいらっしゃいます。店が駐屯地から歩いてこれる圏内なんで気軽に来れるみたいで飲んでも歩いて戻れるからですね。同じ県内ですし気軽に来れる距離ではあるので心配というか、また来てくれるんじゃないかと」

サガテレビ
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