アメリカ軍の訓練移転などで基地工事が進む、鹿児島県西之表市の馬毛島で、基地開設の準備を行う航空自衛隊の先遣隊の通勤船に、運航を休止している「なんきゅうドック」の小型高速船が使われることが分かりました。

アメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備が進む馬毛島では、7月22日から航空自衛隊の先遣隊約60人が鹿児島県中種子町の宿舎に住み、馬毛島で勤務することになっています。

この隊員の通勤船として「なんきゅうドック」が所有する小型の高速船が使用されることが分かりました。

この船は鹿児島市のマリンポートと鹿屋港を結んでいた「定期船なんきゅう」として運航されていましたが利用客の低迷で2025年5月から運休していました。

通勤船は鹿児島県薩摩川内市の外薗建設工業が、なんきゅうドックから船と船員を借りる形で運航され、中種子町の浜津脇港から馬毛島の葉山港を平日の朝夕にそれぞれ1往復するということです。

今週中に浜津脇港には浮桟橋が設置される予定です。

鹿児島テレビ
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