大阪・関西万博の海外パビリオンの工事費未払い問題で、「被害者の会」が支援を求めようと、大阪府に要望書を提出しました。
万博のパビリオンの建設をめぐっては、アンゴラやマルタのパビリオンで工事費用などの未払いが発生していて、下請け業者らが「被害者の会」を設立。
23日、大阪府の吉村知事宛てに、未払いとなっている費用の立て替えなどを求めて、要望書を提出しました。
【マルタパビリオン工事の費用が支払われていない業者】「被害額は、とても自社で抱えられるような金額ではございません。到底自分たちの力では乗り越えられない、切羽詰まった緊迫した状況です」
また、ルーマニアとセルビア、ドイツのパビリオンを建設した下請け業者も約2億2000万円の未払いを訴えています。
【1億2500万円が支払われていない業者】「年商5億か6億の会社が、1億2000万円もお金をもらえなかったら、成り立たない」
業者は今後、元請け業者の刑事告訴を検討しているということです。