「ミッドナイト・ハンマー(真夜中の鉄槌作戦)」と名付けられた、アメリカによるイラン核施設への爆撃。

これに対する、イランからイスラエルへの報復攻撃も激化しています。

そのイスラエルで、FNNのカメラは国内最大都市テルアビブ郊外の地下鉄へと向かいました。

そこに広がっていたのが光景は…。

駅のホームに所狭しと敷き詰められた寝具。
椅子を持ち込み、パソコンに向かっている人もいます。

イランとの交戦開始以降、イスラエルの地下鉄は運行を停止中。

一方で、街中にある地上のシェルターでは安全性に不安があることから、こうした地下鉄の駅がシェルターとして開放されているというのです。

シェルターに避難している人は、「ここで暮らして8日目になるよ。ここで料理をしたり、カードゲームをして、なんとかこの日々を乗り越えようとしている」「きのうここに来たの。家のすぐそばにミサイルが飛んできたから。慣れるしかないわ」などと話します。

事態の先行きが見通せない中、イスラエル軍は現地時間の23日に新たな映像を公開。

イランの軍事施設に加え、イラン国内にある6つの空港を攻撃し、イラン空軍の能力を阻害したと発表しています。

一方、イランは最高指導者ハメネイ師のものとみられるSNSを通じ、「シオニストという敵は重大な過ちと重罪を犯した。罰せられなければならない」と投稿。

報復の連鎖は、さらに拡大する危険をはらんでいます。