アメリカ政府は、イランの核施設への攻撃を踏まえ国内でのテロの脅威が高まっているとして、国民に警戒を呼びかけました。
アメリカの国土安全保障省は22日、「イランとの継続的な紛争は、国内でのテロの脅威を引き起こしている」と警告しました。
具体的には「親イラン勢力による低レベルのサイバー攻撃が予想されるほか、イラン政府に関係するサイバー組織が攻撃を実行する可能性がある」としています。
さらに「イランの指導部がアメリカ国内での報復を呼びかけた場合、過激派が暴力行為に及ぶ可能性が高まる」と指摘しました。
また「最近国内で発生した複数のテロ攻撃は反ユダヤ主義や反イスラエル感情が動機になっていて、現在進行中のイスラエルとイランの対立がさらなる攻撃を招きかねない」として、国民に対し不審な動きを見かけたら当局に通報するよう呼び掛けました。