<XゲームズOSAKA2025最終日>

 京セラドーム大阪(大阪府大阪市)で開催されているスケートボード、BMX、MotoXなど、アクションスポーツ世界最大の国際競技会・Xゲームズは6月22日(日)に大会最終日を迎え、スケートボード女子パークに、東京・パリオリンピック2大会連続銀メダリストで苫小牧市在住の開心那選手(16)が出場しました。

 今月、イタリア・ローマで行われたワールドカップでは3位。今大会で優勝を果たしたい開選手は1回目、持ち前の安定感でトリックを披露し観客を沸かせると、84.00の高得点を叩き出します。2回目のランでは着地の際に転倒するアクシデントに見舞われたものの、2度の演技を行ったうちの最高点が採用されるため、1回目の得点で8人中の2位につけ、上位4選手で競われる決勝に進出します。

 決勝1回目の得点は82.33で3位。逆転優勝がかかる2回目のランで83.66点と、1回目を上回りますが、会心の滑りを見せた東京オリンピックの金メダリスト・四十住さくら選手(23)に逆転を許し、4位後退。表彰台を逃しました。

 優勝を果たしたのは、パリオリンピックで開選手を上回り、金メダルに輝いたオーストラリアのアリサ・トルー選手(15)。演技直後、その表情に悔しさをにじませた開選手でしたが、終了後にはライバルを抱擁で称えました。

 東京大会・バリ大会では、あと一歩届かなかった金メダルを目標に掲げて臨む2028年ロサンゼルスオリンピック。19歳で臨む3度目の大舞台でも、開選手の前に立ちはだかるであろうアリサ・トルー選手。世界の頂をかけた勝負は既に始まっています。

北海道文化放送
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