分娩時に適切な対応をせず子供に重い障がいが残ったとして女の子と両親が静岡県浜松市の病院を運営する公社に損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは静岡市に住む5歳の女の子とその両親です。

訴状などによりますと、女の子は2020年4月に浜松医療センターで仮死状態で生まれて重い障がいが残り、常に介護が必要な状態になったということです。

原告側は医師などの判断や対応が不適切だったことが原因だとして病院を運営する浜松市医療公社に約3億8000万円の損害賠償を求めています。

23日の第一回口頭弁論を前に原告側が会見を開き、両親は弁護士を通じて「子供の未来を壊された。同じころが起きないよう病院がしたことを裁判で明らかにしたい」とのコメントを発表しました。

一方の病院側は「見解については裁判を通じて明らかにしていきたい」と話しています。

テレビ静岡
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