長野県の北アルプスで外国人の山岳遭難が相次いでいます。白馬鑓ヶ岳では21日、アメリカ人の男性が遺体で収容されました。
死亡したのはアメリカ国籍の男性(24)です。
男性は19日、白馬鑓温泉に向かう途中に標高約2200mの稜線から滑落し、同行していたアメリカ人男性が救助を要請しました。
現場は残雪の多い急斜面で、同行者も行動不能になり、20日に県警ヘリで救助されました。
県警などは21日も引き続き捜索を行い、滑落した男性が雪と岩の間にできた割れ目で
死亡しているのを発見。ヘリで収容しました。
また、北アルプス西岳では20日、韓国籍の女性(48)が滑落して両ひざを打撲し、ヘリで救助されました。女性は8人パーティーで槍ヶ岳に向かっていたということで、韓国領事館を通じて救助要請しました。