用意された500人分の整理券を求め、午前3時前から並んだ人もいたようだ。政府の随意契約で売り渡された備蓄米の販売が、熊本県内でも本格化される中、6月20日は熊本・菊陽町の『ゆめタウン光の森』で販売が始まった。

ゆめタウン光の森で備蓄米の販売開始

6月20日朝、熊本・菊陽町の『ゆめタウン光の森』では、備蓄米を購入しようと多くの人が列を作った。買い物客は「2時半ぐらいから来ている。(妻が)『米が高くなったね』と言う」や「味を試して〈どうかな〉と判断したい」と話す。

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今回、販売されたのは2021年産のいわゆる『古古古米』。価格は5キロで税込み1890円。1人1袋までの購入制限が設けられたが、用意された500人分の整理券は約1時間で配布終了。整理券を受け取った人の長い列ができたため、予定を15分早めて販売を開始した。

備蓄米を購入した人は「多かったので買えないかなと思ったけど、良かった」や「子供が小さくて米大好きなので、買えて本当に良かった」と話す。

他ゆめタウンでも準備次第で販売開始

ゆめタウン光の森の平川誠也食品次長は「米の価格がなかなか下がらない中で、やっとお客さまに(備蓄米を)お渡しできたかなと感じている。今後も(備蓄米が)入荷次第、お客さまにお渡しできるように努める」と話した。

ゆめタウンなどを運営するイズミによると、光の森店以外の県内のゆめタウン各店舗でも準備が整い次第、備蓄米の販売を始めるほか、ゆめマートでは一部店舗を除き、6月24日から販売する予定。

(テレビ熊本)

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