２０日、両陛下が訪問された広島市豪雨災害伝承館には、野川キャスターがいます。
【野川キャスター】
両陛下は、この場所で、災害に関連のある人たちと懇談されました。
この時間、その中の一人、復興に貢献した人たちの代表として懇談した伝承館の松井憲副館長にお越しいただきました。
【松井憲副館長】
「我々と同じようなつらい思いをすべての人たちに経験してほしくない。そういうことで、その経験をしないためにはどうするか。皆さんが防災の力、自分の命を守る、家族の命を守るというテクニックとスキルを身につけてもらうことをここで実施して行きたいと思って、ここを作りました」
本当にあの長い時間をかけて培われた思いがここにあると言うことなんですね。
【松井憲副館長】
「こういった思いを大きくして皆さんにどんどん伝えていって、皆さんが勉強していただいて、ここで実際にこの教室を使って活動して行きたいと思ってます 」
【加藤キャスター】
今日はお忙しい中、そしてお疲れのところ、ありがとうございます。
今日、天皇皇后両陛下のご訪問はこの伝承館にとって大きな分岐点にもなるのかと思いますけれど、この先どうでしょうか。目指す未来は？
【松井憲副館長】
「学校教育でも防災が一つの授業として続いていって、皆さんが子供の頃から力を付けていく。そういう礎になれたらいいなと思っています」
【加藤キャスター】
２万２千人が既に訪れているということですが、この手ごたえといいますか、まだまだ道半ばだと思っていらっしゃるかもしれませんが、ここまでの道のり今振り返るとどのように感じられますか？
【松井憲副館長】
「一生懸命。とにかくなんとかしたいという思いで続けてきました。これが一つ、天皇陛下がおいでになったということで、やっぱり次に繋がっていくのかなと思います」
