高知県内の教師の勤務実態について県教職員組合が会見を行い、産休などの代替教員を確保できていない状況が深刻だと訴えました。

県教組は2025年4月、県内の市町村の教育委員会などに病気や産休による代わりの教師、「代替教員」に関する調査を実施。

このうち県教育委員会からの回答では2024年度、小中学校・高校・特別支援学校のうち1カ月以上「代替教員」が未配置だったのは110校・131件に上り、この10年で最多だったことが分かりました。

また、小学校では2校に1校で、中学校では4校に1校以上で1カ月以上の未配置が発生。多くは教頭が対応していて負担が深刻だと発表しました。

県教職員組合 畑山和則 副執行委員長:
「特別支援学級の担任が通常学級の担任に代わってやっているという例もありました。これも大きな問題だと思います」

県教組は今後、県や県教委に「代替教員」が未配置の学校への対応や、教職員の仕事の軽減などを求めていくとしています。

高知さんさんテレビ
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