岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、新体操男子・坂出工業高校(坂出市)3年の前川大貴選手です。

前川選手は、2025年3月に高松市総合体育館で開催された「全国高等学校新体操選抜大会」に出場、男子個人総合で8位に入賞しました。大会終了後、前川選手に大会を振り返ってもらったほか、今後の目標などを聞きました。(動画撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)


Q:個人総合で8位入賞。全体を振り返って今の気持ちは
(坂出工業高校3年 前川大貴選手)
「全種目でミスはしてしまったんですけど、今まで練習してきた成果が存分に出せたかなと思います」

Q:スティックが6位に入るなどバランスよく取れたと思うが、4種目のうち、自分でこれが良かったっていうシーンは
「スティックです」

Q:そのスティックでどういったシーンが特に良かったか
「まず投げでしっかりと何度送ってからタンブリングまで。高さとか安定してできたことが良かったです」

Q:表現力がすごく豊かで、スティックを投げた後も確実にキャッチができていた印象。4種目まんべんなくバランスよく練習していく中で、力を入れてきたことは
「練習では一個一個を確認して、疲れ切った状態で臨むことで、体力がない中でもいい演技をする練習を頑張りました」

Q:1学年上には2024年インターハイ個人総合3位の高山蓮音選手(現:青森大学)がいた。これまでの先輩で印象に残ったことは
「先輩たちがしていた練習方法を真似たりなど、意識しています」

Q:地元香川県での全国選抜大会開催。観客席には多くの方々が詰めかけていたと思うが、どんな思いがあるか
「ジュニアの時から教えてくださった先生たちが(選抜大会を)運営してくださって、感謝の気持ちを持って演技ができたのかなと思います」

Q:インターハイや国体が控えている。今後の目標や抱負は
「インターハイでは3位入賞目指して、また演技の難度も上げて、難しいこともたくさんできるようにしていきたいです」

前川選手は6月1日に坂出工業高校で行われた香川県高校総体の新体操男子個人と団体に出場。個人総合は30.050点(ロープ14.650点、クラブ15.400点)で1位に、団体でも6月14日に高知県で行われた四国地区予選会で、坂出工業高校のメンバーとして1位となり、個人と団体で8月に山口県で開催されるインターハイへの出場を決めています。

坂出工業高校で前川選手ら部員を指導する笠行恋也さん(27)は四国総体での団体演技について「少しミスが多かったが、いろいろと調整している段階。インターハイまでの2ヵ月間ある。本番ではいい演技ができたら」と期待を寄せています。

ジュニア時代からの指導者が見守る中で選抜大会8位入賞を果たし、前回のインターハイで3位に入った高山選手と同じ順位目標を挙げた前川選手。しなやかな演技に加え「難しいこともたくさんできるように…」高校最後の学年となった今もさらなるレベルアップを図り、全国大会の表彰台を狙います。

中国インターハイ新体操競技は山口県下関市で8月9日から2日間の日程で行われます。
(※ 動画内の演技は25年3月の全国選抜大会の時のものです)

岡山放送
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