春の7週連続GⅠが幕を閉じ、6月22日(日)は東西でダブル重賞が行われる。
【府中牝馬S・GⅢ】
まずは、春の東京開催を締めくくる府中牝馬S。
ハンデGⅢとして阪神で行われてきたマーメイドSが東京に移行し、秋に実施されていた府中牝馬Sが名称や施行距離を引き継いだ。
主役の季節がやってきた カニキュル(牝4)

注目は、東京5戦3勝とこの舞台を得意としているカニキュル。
1年前には同じ条件の三浦特別を好時計で制しており、期待がかかる。「熱波」「盛夏」という意味が込められた名前の通り、夏の主役の座を射止めることができるか。
重賞初制覇へ セキトバイースト(牝4)

続いて、連勝を狙うセキトバイースト。
前走の都大路Sでは牡馬相手に3馬身半差の圧勝。勢いそのままに重賞初制覇となるか。
他にも、同じく重賞初制覇を狙うラヴァンダ(牝4)や、通算7戦4勝のカナテープ(牝6)らが参戦。
【しらさぎS・GⅢ】
一方、阪神競馬場ではサマーマイルシリーズの開幕戦しらさぎSが行われる。
去年まで米子Sとして実施していたマイル戦を引き継ぐ形で今年から新設された。
復権狙う2冠牝馬 チェルヴィニア(牝4)

注目は、去年のオークス・GⅠと秋華賞・GⅠを制し、2冠牝馬となったチェルヴィニア。
4月の海外遠征後初のレースとなる。今年は京都記念・GⅡが9着、ドバイシーマクラシック・G1が6着と精彩を欠いているが、復活の勝利を遂げることができるか。

木村哲也調教師:
――海外遠征を経て成長したところは
海外遠征というよりも、古馬になってから精神的にかなりタフになりました。海外に行ってもどっしりしてくれていましたし、頼もしくなったなと見ています。
――意気込みは
今年に入ってから着順が残念ですが、注目度が高いのは分かっています。今後に向けて、少しでもきっかけになるような走りを見せてほしいなという気持ちで送り出そうと思っています。
重賞3勝 レーベンスティール(牡5)

重賞3勝中の実力馬レーベンスティールも見逃せない。初の阪神、初のマイル戦と初物づくしの挑戦だが、さらなる飛躍を目指す。
他にも、「みんなのKEIBA」ゲスト常連の佐々木主浩が馬主を務め、悲願の重賞初制覇を狙うシヴァース(牡4)や、前走ダービー卿CT・GⅢ3着のキープカルム(牡4)らが記念すべき初代王者を狙う。
6月22日(日)、しらさぎSは午後3時35分、府中牝馬Sは午後3時45分に発走する。
みんなのKEIBA 府中牝馬S&しらさぎS・GⅢ
6月22日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/