秋田市の幼稚園の園児が昔ながらのみそ造りに挑戦し、体験を通じて原料の役割などを学びました。

みそ造りに挑戦したのは、秋田市の山王幼稚園・保育園の園児65人です。

まずは「塩切り」。こうじと塩を混ぜる作業に取りかかると、優しく丁寧に手のひらでこすりました。

次に大豆を投入。力いっぱいこねて団子状にすると、最後は丸めたみそをたるに投げ込んでいきます。

一体なんの目的で投げ込んでいるのでしょうか。実は、みその中の空気を抜いているんです。みその中の細菌が繁殖するのを防ぎ、おいしく元気なみそに育つということです。

たるにみそを入れたら全ての工程が終了。熟成・発酵させたら完成です。

園児は「たのしかった。まるめるのが」「おみそ汁に豆腐入れてたべたい」と話していました。

県味噌醤油工業協同組合・田村岳大さん:
「楽しかったという記憶は残ると思うので、みそ造りをしたことが楽しかったとなれば、『みそを造った、楽しかった』の記憶のセットでいつまでも残ると思うので大切にしてもらいたい」

みそは11月にみそ汁などにして園児に提供される予定です。

秋田テレビ
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