戦後80年を迎え、即位後初めて広島を訪問されている天皇皇后両陛下。資料館を熱心にご覧になり、また被爆者との懇談もが行われました。
午後5時半すぎに始まった、被爆者と被爆体験伝承者との懇談。
今回は被爆者3人と被爆体験を語り継ぐ活動をしている伝承者2人と交流されました。
雅子さま「おいくつでいらっしゃいますか」
笠岡さん「92歳です」
雅子さま「ずいぶんお話をされているんですか」
笠岡さん「2000年から」
高等女学校1年生の時、爆心地から3.5キロ離れた自宅で被爆した笠岡貞江さん(92)。両親を亡くしたことなどを伝えると、陛下からは「一番お伝えになりたいのはどういうことですか?」と声をかけられていました。
また、13歳の時に爆心地から2.2キロ離れた自宅で被爆した才木幹夫さんは自らの被爆体験と家族のやけどのことなどを伝えました。
天皇陛下「大変でいらっしゃいましたね。お父さんのやけどのその後は」
陛下は「貴重なお話をありがとうございました。お体に気をつけて」とお声をかけていらっしゃいました。