福山市は、きょう、指定障害福祉サービス事業所「ミュー・コミュニケーション」が、事実と異なるサービス提供記録を作成し、介護給付費を不正に受け取ったとして「指定」取り消し処分を決めたと発表しました。
事業者の指定取り消し処分となったのは、福山市新涯町の居宅介護サービス提供事業所「ミュー・コミュニケーション」です。
福山市によりますと、「ミュー・コミュニケーション」は、2022年3月から2024年12月までの間、利用者が入院していたにも関わらず、居宅介護サービスを提供したように、事実と異なる提供記録を作成し、介護給付費を不正に請求し、受け取っていたものです。
福山市の担当職員が事業者の請求情報に矛盾があることに気づき、監査で不正が発覚したということです。
福山市が同事業所に返還を求めるのは、規定に基づき、給付費63万4180円に、25万3672円の加算した、88万7852円で、福山市によりますと、事業者側は、近く返還すると話しているということです。
現在、この事業所で居宅介護サービスを利用している人は「数人」ということですが、指定を取り消された事業所は、5年間指定が受けられないということで、福山市は、利用者に不利益が生じないよう他の介護事業者などと相談し、対応したいとしています。