完成時には国内最大となる洋上風力発電の一大拠点「北九州響灘洋上ウインドファーム」の工事の進捗状況が19日、報道関係者に公開されました。
「響灘洋上ウインドファーム」は、風力や太陽光といったエネルギー関連産業の集積を目指す北九州市の事業の一環として、公募で選ばれた事業会社が若松区沖の響灘で建設を進めています。
直径174メートル、出力9.6メガワットの大型風車25基が据え付けられる予定で、現在、うち6基が設置され、工事は順調に進んでいるということです。
発電能力は最大22万キロワットと、完成時には国内最大の洋上風力発電所となり、北九州市内の4分の1にあたる一般家庭17万世帯分の電力がまかなえる計算です。
事業会社は、残る風車の設置や試運転を経て、今年度中の運転開始を目指すとしています。