大規模な水害が発生した際に、浸水した地域から水を排出するための排水ポンプの操作方法を学ぶ訓練が、米沢市で行われた。
この訓練は台風や大雨による河川の増水に備えて行われたもので、県の職員や河川の維持などに携わる建設業者などから約60人が参加した。
山形では、1分間に10トンの水を排出することができる運搬可能な排水ポンプを各地に計9台配備している。
訓練ではホースの取り付けや機械の操作方法を学んだあと、浸水した地域に見立てた遊水地から川に向かって水を排出する一連の手順を確認した。
(置賜総合支庁 建設部河川砂防課・大木一明課長)
「災害はいつ来るかわからない。県民のみなさんには、避難の体制などそれぞれの地区で確認して備えていただければ」
この排水ポンプは、置賜を中心に被害が発生した3年前と、庄内・最上地域で2024年の豪雨災害の際に実際に使われている。