日本一小さいトンボ「ハッチョウトンボ」の生態を学ぶ学習会が真室川町で開かれた。

真室川あさひ小学校では毎年、3年生がふるさとへの愛着を育む観察学習を行っている。

(子どもたち)
「いた!本当だ!いた」
「目の前にいます!目の前にすぐ目の前に」

これがそのハッチョウトンボ。体長は国内最小、2センチほどしかない。およそ1500年前の大規模な地滑りで形作られた中村湿原は「希少種の宝庫」。

清らかな水がトキソウやサギソウといった野草を育み、多様な生き物たちも生息するようになった。

(歓声)
「いた!ハッチョウトンボいた」

この時期の主役はハッチョウトンボ。鮮やかな赤色がオス、しま模様がメス。豊かな自然の象徴のような存在だが、数は年々減っている。

(中村湿原を守る会・高橋喜久美会長)
「一回(環境が)壊れてしまうと再生するのに何百年もかかる。今の環境を壊さなければずっと見ることができる」

(男の子&女の子)
「大切にみんなで守っていこうと思った。(学校に)帰ったらみんなに知らせたい」
「大きくなったらここを守る活動をしたい」

子どもたちは、学んだことを学級新聞にまとめ、校内で発表することにしている。

さくらんぼテレビ
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