今月16日、富山地方鉄道の電車が、1カ所のドアを開いたままおよそ700メートルに渡り走行していたことが分かりました。けが人はいませんでした。

国土交通省北陸信越運輸局によりますと、今月16日の午前7時40分ごろ、富山市の朝菜町駅を出発した不二越・上滝線の電車が1カ所のドアをほぼ全開にしたままおよそ700メートル走行しました。
電車は岩峅寺発電鉄富山行きの3両編成の普通列車で、当時電車は最大時速およそ25キロで走行していましたが、およそ200人の乗客にはけが人はいませんでした。

富山地方鉄道は乗客からのメールによる指摘でこのトラブルを把握し、翌日の17日に北陸信越運輸局へ報告したということです。

北陸信越運輸局は原因について、車両の不具合や点検不足の可能性があるとしていて、富山地方鉄道に原因究明と再発防止を指導しています。