フランス政府は世界最大の航空見本市「パリ国際航空ショー」に出展していた一部のイスラエルの企業の展示ブースを閉鎖しました。
イスラエル側は強く反発しています。
「パリ国際航空ショー」は世界48カ国から約2500社が参加し、イスラエルからは9つの企業が出展していますが、フランス政府は16日までに、兵器を展示していた一部のイスラエル企業のブースを閉鎖しました。
会場を訪れたフランスのバイル首相は、イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザの現状を非難した上で、「展示ブースでの攻撃用の兵器の展示は認められない」と説明しました。
イスラエルの軍事企業・副社長:
民主主義では適正な手続きが踏まれるべきなのに驚きだ。手続きは一切なかった。
イスラエル国防省は「フランス政府に対し、この醜悪で不適切な行動を撤回し、イスラエルのブースから黒い幕を取り除くよう求める」などと強く反発しています。