今年もあと10日あまりで半分が終わろうとしています。
北前船の航海安全を祈願したことで知られ、商売繁盛の神様としても親しまれている新潟県佐渡市両津地区の津神神社では6月18日、“半年の厄”を払う2つの神事が行われました。
【津神神社 木透琢磨 禰宜】
「参列者の皆様で茅の輪くぐりをして、そのあと橋の上で人形流しの神事を執り行う」
境内に6月下旬まで設置されているのは直径約4mの茅の輪。この日は神主を先頭に、地元住民など約20人がこの茅の輪を八の字を描くようにくぐっていきました。
その後、住民たちに配られたのは人形です。人形を手にした住民たちは神社の象徴でもある赤いアーチ型の橋へと進み、人形に自身の厄を移すと、人々の厄を引き受けた人形はハラハラと海面に落ちていきました。
【両津大川地区 田中政一さん】
「自分の汚れを、半年分の汚れを払ったということで気持ちもすっきりした」
【両津大川地区 安社操 区長】
「今年も半年終わったが、健康で災害なく、この地元・両津大川を盛りたてて、これからもこの神事を大事にして継いでいきたい」
地域住民たちは、これから半年の健康と地域の繁栄を祈っていました。