大阪弁護士会は18日、所属する弁護士が、交通事故の被害者から預かっていた和解金1400万円を横領していたとして、懲戒処分を検討する懲戒委員会に審査請求したことを明らかにしました。

大阪弁護士会によると、大阪市中央区にある「牧法律会計事務所」の牧尚人(まき・なおと)弁護士は2021年、交通事故の被害者から、加害者に損害賠償を求める委任を受け、示談交渉をした結果、1400万円を支払うことで和解しました。

その際、牧弁護士は受け取った1400万円を被害者に渡さず、そのまま横領したということです。

牧弁護士は被害者と協議して、和解金の一部を返金しましたが、多くは未だに返還されていません。

被害者から大阪弁護士会に懲戒の申立てがあったことから発覚し、他にも同様の事案が確認されているということで、大阪弁護士会は19日から問い合わせ窓口を設置して相談に応じます。

大阪弁護士会は「これから懲戒委員会での調査もあるので、現段階では何もコメントできない」と話しています。

<問い合わせ窓口>
電話番号06-6313-4700
6月19、20、23、25日:午後1時~午後4時
6月24日:午前10時~正午

関西テレビ
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