宮崎出身の漫画家・東村アキコさんの自伝漫画を映画化し、宮崎もロケ地になった「かくかくしかじか」
県内でも多くの観客動員を記録しています。
公開から1カ月の17日、東村さんたっての希望で地元宮崎での舞台挨拶が実現。
その模様に密着しました。
(漫画家 東村アキコさん)
「ものすごい来てもらって、本当に宮崎のみなさんのおかげでロングランになりそうで。本当に宮崎のみなさんありがとうございます」
セントラルシネマ宮崎で200人を超える観客を前に喜びを語った宮崎出身の漫画家・東村アキコさん。
映画「かくかくしかじか」は、高校時代の恩師との出会いを通して、東村さんが人気漫画家になるまでを描いた実話です。
全国公開から1カ月、興行収入は7億7300万円、観客動員数は58万人を超える大ヒット。
県内でも観客動員数は2万人を超え、県内の週末動員ランキングでは、5週連続1位となっています。
東村さんは脚本を担当し、ロケ地の選定や宮崎弁の指導を行うなど、毎日撮影にも参加。
舞台あいさつでは、撮影の裏話も紹介されました。
(漫画家 東村アキコさん)
「絵画教室のシーンですね。あれはですね、串間市で撮りました」
「串間にうちのばあちゃん家があって」
「大泉さん普通に(旅館の)大浴場に入りに来てたらしくて、部屋風呂付きのVIPルームにしてたんだけど、普通に大浴場に入って、普通にばれてましたね」
宮崎ならではのエピソードが飛び交うなか、こんな再会も。
(漫画家 東村アキコさん)
「きょう田中先生も来てくれて、田中先生どこにいます?あ!田中先生いた、田中先生です」
母校・宮崎西高校時代の美術部の顧問です。
(漫画家 東村アキコさん)
「私を『美術部に入りなさいよ』って言って入れてくださったほんとに恩人です。先生本当にありがとうございました、お久しぶりです」
次に東村さんが向かったのは…宮崎市の一番街です。
現在、一番街と若草通りには、横断幕とフラッグが掲げられています。
東村さんはここで、プロモーション用の撮影に臨みました。
(東村さん)
「すごいあんなに。ほんとにもう、こんなに多いと思わなかったです、感激です。好調なスタートを切ることができて、私はなんの恩返しをすればいいんでしょうかね、宮崎の人に、恩返しせんといかんですね」
「地元に感謝を伝えたい」と、東村さんは宮崎での滞在5時間で3回、舞台挨拶に立ちました。
そして、ここではこんなサプライズも。
(漫画家 東村アキコさん)
「あ!お父さん来てる、お父さんが来てた、あれはうちのお父さん、すいません、お父さん来ないかなと」
「来ないかなと思ったらびっくりしました」
会場は終始アットホームな雰囲気に包まれていました。
(映画を見に来た人)
「思ったより宮崎弁がしっかりお話してくださって、何かこちらのこともしっかり考えてくださる温かい方だなというふうに感じました」
(映画を見に来た人)
「うちにも宮崎の手塚治虫がいるんですけど、先生と同じでもう漫画と絵を書くことが大好きで、先生の作品を見てこれからも好きなことをどんどん貫いていってほしいなと思いました」
(映画を見に来た人)
「諦めずにずっと書いてるところが憧れだなと思いました」
(漫画家 東村アキコさん)
「本当に、感謝感謝という感じでありがとうございます」
「笑って、ちょっと感動できる映画が見たいなと思っている方は、ぜひこれからまだやっていますので、ぜひ見に来てください。よろしくお願いします」