宮崎と神戸を結ぶ宮崎カーフェリーの昨年度の輸送実績は、旅客、貨物ともにコロナ禍前を上回りました。
これは18日の宮崎県議会 総務政策常任委員会で報告されました。
宮崎カーフェリーの昨年度の旅客輸送量は13万5168人で、前の年度に比べ1万1126人増加しました。
また、トラック輸送量は7万4504台で、前の年度に比べ5428台増加。
旅客、貨物ともにコロナ禍前の2019年度の実績を上回りました。
(県総合交通課 松田隆課長)
「2024年度につきましては、経済の回復基調にともなう需要の高まりに加え、物流の2024年問題に対応するため、トラック運送事業者において海上輸送へのモーダルシフトが進められたことなどにより、貨物、旅客の輸送量は前年度から増加しています」
一方で、県は「燃料費の高騰などにより今後の収益の先行きは不透明である」とも述べ、貨物利用の拡大に向けた需要の少ない週末便などの営業や大阪・関西万博を訪問する旅客の取り込みを強化する方針を示しました。