新潟県教育委員会が進める県立高校の再編計画で、上越総合技術高校の学級数が再来年度に1学級減少する見込みであることを受け、6月18日、地元の商工会議所が太田教育長に学級数の維持を求めました。
6月18日県教育委員会の太田勇二教育長を訪ねたのは、上越商工会議所の高橋信雄会頭です。
高橋会頭は上越総合技術高校の募集学級数の維持を太田教育長に求めました。
【上越商工会議所 高橋信雄 会頭】
「クラスが減っていくという話になると、当然、卒業生が減る。そうすると地元に就職する子どもたちの数も減るという話になってしまう」
上越総合技術の募集学級数は現在5クラスですが、県が定めた県立高校再編整備計画では再来年度、1学級減る見込みとなっています。
機械創造工学や電気情報、建築環境など専門科目を学べる上越総合技術では、卒業生のうち半数ほどが地元企業に就職していて、学級数の減少は働き手の確保に影響が出ると訴えます。
【上越商工会議所 高橋信雄 会頭】
「ぜひ、それは地域事情として、全県一律という考え方ではなくて、事情を考えて善処していただきたい」
一方で、子ども数の減少から高校の再編も“待ったなし”です。
要望を受けた太田教育長は「高校も時代にあった形にしていかなければいけないので、十分これからも検討していきたい」と話しました。