勤務先の女子生徒に対してSNSで性的なメッセージを送ったほか、複数回わいせつな行為をしたとして静岡県西部地域にある県立高校の男性教師が懲戒免職となりました。
6月18日付で懲戒免職処分となったのは県西部にある県立高校に勤める男性教師(36)です。
男性教師は2023年5月、勤務先の女子生徒とLINEを使って私的なやり取りをするようになり、最初は生徒からの相談に乗る形だったものの次第に性的な内容を含むメッセージを送るようになったほか、2024年3月から4月にかけては同じ女子生徒に対して複数回わいせつな行為をしました。
不適切な行為は2025年3月になって外部の機関から学校に情報提供があったことで発覚したということです。
県教育委員会の聞き取りに対して、男性教師は同意があったとの認識を示した上で「自分の身勝手な言動で女子生徒に一生残る傷をつけて人生を狂わせてしまったことを申し訳なく思う。自分を信じてくれていた生徒・同僚・家族などいろいろな人を裏切ってしまったことを悔やんでいる」などとコメントしています。
なお、県教委は「被害者のプライバシー等の権利・利益を侵害するおそれがある」などとして、男性教師の氏名や学校名を明らかにしていません。
また、県教委は男性教師が勤務していた高校の2023年度と2024年度の校長2人について、いずれも戒告処分としました。
池上重弘 教育長は「職員全体の一層の綱紀粛正と使命感・倫理観の高揚を図り、教育行政の信頼回復に努める」とのコメントを発表しています。