富山市の80代の女性が、警察官などをかたったオレオレ詐欺でおよそ2900万円をだまし取られました。

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富山中央警察署によりますと、今年4月、富山市に住む80代の女性の自宅に東京中央警察署の警察官を名乗る男から電話があり、「富山出身の犯人を捕まえた。共犯者としてあなたの名前を出している」と言われました。

その後、検察官を名乗る男から「あなたのお金が犯罪と関わりがないか調べる必要がある。1日200万円ずつATMから出金し、紙袋に入れて玄関の外に置いてください」などと言われ女性は指示に従い、合わせて2890万円をだましとられました。

富山県内では、今年オレオレ詐欺が14件発生し、そのすべてが警察官を名乗るものです。

被害額はおよそ1億1600万円と去年の同じ時期のおよそ16倍となっています。

県警は、警察官を名乗る人物から電話があった場合は、名前や所属部署などを確認し、電話をいったん切って、家族などに相談するよう呼びかけています。

富山テレビ
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