全国的に相次いでいる無差別殺傷や強盗などの事件の発生に備え、愛媛県でも松山市のスーパーで18日に防犯訓練が行われ、店員たちが「さすまた」の使い方などを学びました。
警察官が店員に指導しているのは「さすまた」の使い方。長い棒の先に「U字型」の金具を取り付けた器具で、「U字」の部分で相手の動きを封じます。
この訓練は不審者が来店した際の対応力を強化しようと、スーパーの「サニーマート」が警察と合同で実施。全ての店舗に「さすまた」は配備されています。
しかし「さすまた」には「U字」の部分をつかまれると簡単に押し戻されるなどの弱点があります。警察官は「さすまた」は相手を取り押さえるものではなく、距離をとることが大切と説明しました。
怒号あげる犯人役:
「お前殺すぞ、(店長を)出せ!オラ」
訓練は不審者役が店舗で刃物を取り出して暴れた想定で行われ、店員が対応。不審者を広いスペースに誘い出して「さすまた」で距離を保つなど、使い方を確認しました。
サニーマート松山久米店・池田宏記店長:
「ここ(カウンター)で押し合いになっちゃうと力も全然入らないし、簡単に(中に)入られちゃうなっていうのがあったので、押し返すことだけじゃなくて自分たちも逃げることもちゃんと考えておかないといけないなと思いました」
サニーマートは7月も市内の店舗で訓練を行うことにしています。
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