3月に行われた福岡県大任町の町長選挙で有権者に特定の候補者への投票を依頼し、報酬として知人2人に現金計6万円を支払った疑いで、運動員の男を逮捕しました。

公職選挙法の買収の疑いで逮捕されたのは大任町の土木建築会社の社長、長藤優太容疑者(29)です。

県警捜査二課によりますと長藤容疑者は3月30日に投開票が行われた大任町長選挙で運動員を務め、特定の候補者を当選させるため3月26日、知人2人に報酬として現金3万円ずつを支払った疑いです。

警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

長藤容疑者が期日前投票所まで2人を車で連れていき、投票させたとみられています。

警察は長藤容疑者がほかの有権者にも現金を渡した疑いもあるとみて詳しく調べるとともに、現金を受け取った2人も書類送検する方針です。

3月の大任町長選は現職の永原譲二町長と新人の前町議、次谷隆澄さんの一騎打ちとなり、永原町長が6回目の当選を果たしました。

テレビ西日本
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