北朝鮮はロシア西部・クルスク州の復興のため作業員など6000人の派遣を決定しました。
ロシア・ショイグ安全保障書記:
お会いできてうれしいです。
北朝鮮・金正恩総書記:
2週間ぶりですね。それだけ私たちの協力が強化されている証拠だと思います。
ロシアのショイグ安全保障書記は17日、北朝鮮を訪問し金正恩総書記と会談しました。
会談後の記者会見でショイグ氏は、ロシア西部・クルスク州の復興に向けて北朝鮮が工兵と建設作業員を合わせて6000人を派遣することで合意したと明らかにしました。
地雷除去やインフラ施設の復旧などに従事するとしています。
また、クルスクで戦死した北朝鮮兵のための慰霊碑の建立についても協議したということです。
ショイグ氏と金総書記の会談は6月2度目、2週間ぶりで異例のペースとなっています。
ロシアと北朝鮮は軍事面だけでなく経済面でも連携を深めています。
ロシア郵便は17日、新型コロナウイルスの影響で中断していた北朝鮮への郵便物の配送を5月から再開したと発表しました。
荷物は15日以内に届けられるということです。
ロシア郵便は「北朝鮮は重要な戦略的パートナーであり有望な市場だ」と述べ、ビジネス拡大への期待を示しました。