中国の習近平国家主席は、中央アジア5カ国との首脳会合で貿易や投資などを更に進めていくことを表明しました。
中国とカザフスタンなど中央アジアの5カ国の首脳は17日、「第二回中国・中央アジアサミット」をカザフスタンの首都アスタナで開催しました。
この中で習主席は、中国が推し進める経済圏構想「一帯一路」を軸に中央アジアで貿易や投資、農業の近代化などのプロジェクトを更に多く進めていくことや約300億円の無償援助を表明しました。
また、習主席はアメリカのトランプ政権を念頭に「覇権主義と強権主義への反対」を各国に呼びかけました。
中国外務省によりますと、中国と中央アジア5カ国は永久的な近隣友好国として協力することを謳った条約に署名しました。
中国としては、中央アジアでの存在感を示すことで同じタイミングで開催されているG7(主要7カ国首脳会議)に対抗したかたちです。