17日も近畿では各地で真夏のような暑さになりました。人間だけでなく動物たちもぐったり。
今後も厳しい暑さが続く見込みで、熱中症に警戒が必要です。
■35.5度の福知山「動物はおるだけで仕事になるので楽」と暑い中働く動物園職員
最高気温35.3度の猛暑日となった兵庫県・朝来市和田山町。町を歩く人も汗だくでした。
【街の人】「汗はかきますけど、苦ではない、楽しい」
【街の人】「8月ぐらい暑い。ほんとにいやだ」
17日、近畿・徳島で最も暑い35.5度となった京都府・福知山市では、人間だけではなく、動物園の動物たちもぐったりしていました。これには職員も言いたいことがあるようで…
【三段池ラビハウス動物園 二本松俊邦園長】「動物は働かんでいいから、嫌やったら寝とったらええ。おりにおるだけで仕事になるんで、人間と違って、楽なんですよ」
しかし、ごはんをもらえるといい食べっぷりを見せ、これも立派な仕事です。
【子供を連れて来園した人】「動物園行きたいって言うので連れてきました。(暑さ対策は?)帽子と日傘と冷たいお茶ですね」
■都会を離れて涼む人も
最高気温34.8度と猛暑日に迫った京都市内。日傘や扇風機で暑さ対策していますが、見ているだけで暑そうです。
一方、同じ京都市内でも涼しげなところもありました。
【記者リポート】「避暑地の貴船では、手元の温度計が24度を示していて、多くの人が川床で涼んでいます」
都会を少し離れた貴船のカフェ。川に足をつけることができ、とても涼しそうです。
【カフェの客】「寒い。冷たいっす」
【カフェの客】「涼しい風を感じられたので。市内の街だったらこんな涼しい風吹いてない」
■「真夏のような暑さは来週にかけても続く見通し。終わり見えない」と片平象予報士
近畿では和歌山県で前日16日に続いて「熱中症警戒アラート」が発表されるなど、夏を待たずにやってきたこの暑さは、いつまで続くのでしょうか。
【片平敦気象予報士】「ピークは今週後半になりそうですが、厳しい真夏のような暑さは来週にかけても続く見通しです。正直終わりが見えていない。まだ体が暑さに慣れていない状況ですので、真夏のような万全の熱中症対策をしていただきたい」
適度な休憩と水分補給など、夏と同じ熱中症対策が必要です。
■塩分・水分補給、冷房対策 暑さ対策は人それぞれ
「newsランナー」コメンテーターでエッセイストの犬山紙子さんは、朝食のおにぎりを握るときに、塩をちょっと多目にして、塩分補給を心がけたと言います。それから子供にはこまめな水分補給をするよう声をかけているということです。
また同じくコメンテーターでジャーナリスト浜田敬子さんは、暑い所から冷房の効いた所に入ったときに風邪をひいてしまうので、冷房対策がいると話しました。
しばらく暑さが続きそうですので、皆さん十分に警戒してください。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年6月17日放送)