中東情勢が一段と緊迫する中、イスラエル軍がイランの首都テヘランにある国営テレビを空爆しました。
テヘランにあるイラン国営テレビで16日夜、生放送中にイスラエル軍の攻撃があり、放送が中断されました。
スタジオにいた女性キャスターは、爆発音が響く中で冷静に話し続けました。
イスラエル軍は「軍事用の通信指令部として利用されていた」と主張しました。
こうした中、トランプ氏は16日、SNSで「誰もが直ちにテヘランから避難すべきだ」と退避を呼びかけました。
その上で、「イランは核兵器を持つべきではない。私は何度もそう言ってきた」と改めて強調しました。
一方、ニュースサイト「アクシオス」は、トランプ政権が15日、中東の同盟国に対し「イランがアメリカ人を標的にしない限り攻撃する計画はない」と伝達したと報じました。
また、ウォールストリート・ジャーナルは16日、イランがアメリカとイスラエルに対し、敵対行為の終結を呼びかけるメッセージを送り、核開発を巡る協議再開の意向も伝達したということです。