アメリカのトランプ大統領は、中東情勢に対応するためG7サミットを切り上げ帰国すると発表しました。
トランプ大統領:
素晴らしい指導者たちと夕食を共にし、その後、飛行機に乗り早く戻らなければならない。
トランプ氏は16日、記者団に対し「非常に重要な用事がある。首脳らも理解している」と述べ、G7サミットを切り上げて帰国すると説明しました。
これに先立ち、ホワイトハウスのレビット報道官はSNSで、「中東情勢を踏まえ、首脳夕食会が終わった後、今夜出発する」と発表しています。
G7サミットでは、中東情勢の沈静化を求める共同声明を調整していましたが、トランプ氏が拒否したとも報じられています。
17日にはウクライナのゼレンスキー大統領らとの会合や記者会見が予定されていましたが、アメリカ大統領がG7サミットを切り上げて帰国するのは異例の事態で、G7軽視の姿勢が鮮明となった形です。