「百日ぜき」の新規感染者数が、過去最多となりました。
「百日ぜき」はせきが長引くのが特徴で、子どもを中心に感染し乳児がかかった場合は重症化して死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)によりますと、今月8日までの1週間で報告された全国の感染者数は前の週から700人以上増え3044人に上り過去最多となりました。
1週間あたりの感染者数が3000人を上回るのは初めてです。
一方、風邪のような症状と頬に発疹が現れるのが特徴の「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」の新規感染者数も1医療機関あたり2.28人と、これまでで最も多くなっています。
ワクチンや薬がなく、妊婦が感染すると流産する恐れもあるため、厚生労働省は手洗いなどの対策を呼びかけています。