カナダ西部カナナスキスで16日、G7(主要7カ国首脳会議)が開幕しました。
議長を務めるカナダのカーニー首相は、「歴史の転換点の1つとなる重要な時期に集まっている」と述べ、各国に協調を呼びかけました。
カナダ西部のカナナスキスで開幕したG7サミットは2日間の日程で、初日の16日は経済分野などについて討議しています。
7カ国の結束を示せるかが今回のサミットの焦点となる中、議長国・カナダのカーニー首相は冒頭、「歴史の転換点の1つとなる重要な時期に集まっている」と強調した上で、「我々は時代とともに変化し、より良い世界を構築しなければならない」と呼びかけました。
しかし、サミット全体の見通しについては「全ての問題で完全に合意できるとは限らない」と述べていて、首脳宣言の採択は見送る方向です。
会議では、中東情勢やロシアによる侵攻が続くウクライナ問題も主要議題となっていて、17日にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加し、各国首脳と意見を交わす予定です。