明治安田J1アルビレックス新潟は6月15日、ホームで横浜F・マリノスと対戦しました。ここまで19位のアルビと最下位マリノスの下位同士の直接対決。負ければ最下位に転落するアルビは後半、ダニーロゴメスがスーパーゴールを決め、ホームで連勝しました。
■横浜FM との“裏天王山” スタジアムには3万人超のサポーター
2週間のリーグ中断期間を経て後半戦に入った15日、ビッグスワンには3万人を超えるサポーターの姿が。
【サポーター】
「勝つために応援に来た」
【サポーター】
「パスで崩してきれいに、きれいじゃなくても、泥臭くでも1点とって勝ってほしい」
【サポーター】
「もう一回振り出しに戻って、(リーグ後半初戦)マリノスからなので、もう1回最初から頑張ってほしい」
ここまで19位のアルビ。迎える相手は、この試合に勝てば最下位脱出となる横浜F・マリノスです。
下位同士の直接対決となった試合は序盤、ダニーロのクロスに橋本が反応。ゴール前の混戦から星がミドルシュートを放ちますが、これは惜しくも決まらず得点には至りません。
その後も果敢にゴールに迫るアルビですが、なかなか得点につなげることができず、スコアレスで試合を折り返します。
■ダニーロのスーパーゴールでホーム連勝!
それでも迎えた後半、均衡を破ったのはアルビでした。
28分、ロングパスを受けたダニーロが持ち味のドリブルで相手ディフェンスをかわし、最後は左足を一閃。ダニーロの今シーズン2得点目となるスーパーゴールでアルビが欲しかった先制点を奪います。
【アルビ ダニーロゴメス選手】
「タイミングがよかった。(ゴールが決まった時)とても喜ばしく、ホッとした」
その後は貴重な1点を、この試合でJ1初出場となったゴールキーパー・田代を中心にしっかりと守ります。
【アルビ 田代琉我 選手】
「どの試合でも自分の中でクリーンシート(無失点)という部分は大きな意味を持つし、キーパーとしての価値はそこにあると思っている。そこをちゃんとゼロで守り抜く、あとは前線の選手が必ず点を取ってくれると思っているので、後ろは集中を切らさず、守り抜くことだけを考えてプレーをしていた」
試合はこのまま終了。1-0で勝利したアルビは下位対決を制し、ホームでうれしい連勝です。
【アルビ 樹森大介 監督】
「僕たちのスタイルだけではなくて、本当にたくさんのサポーターの後押しで決まったゴールだと感じている。ただ、まだ現状、厳しいのは変わらないので、これを継続して連勝できるように、次に向けて良い準備をしていきたい」
アルビは勝ち点3を得て、順位が1つ上がり18位となりました。いまだ降格圏内ではありますが、17位との差は勝ち点1です。
試合後、樹森監督は「これから暑い時期はどのチームもプレスの強度が持たなくなってくる。そこで自分たちの強みである“ボールを保持してリズムを作るスタイル”を展開していけば、良い時間帯を増やせる」と話していました。
リーグ後半戦の巻き返しに期待しましょう。