黒部川の出し平ダムと宇奈月ダムにたまった土砂を下流に押し流す連携排砂が実施されました。
連携排砂は、黒部川上流の出し平ダムと宇奈月ダムの機能を維持するため、堆積した土砂を下流に押し流すもので、毎年、6月から8月に行われています。
ダムを管理する国土交通省と関西電力によりますと、14日からの大雨でダムに流入する水の量が基準を超えたことから、連携排砂の実施体制に入り、昨夜10時20分に下流の宇奈月ダムの排砂ゲートを開きました。
そして16日午前5時、水の流れで土砂を流す自然流下が始まったということです。
計画では、今年の排砂量の目標は、去年より16万立方メートル多い35万立方メートルとなっています。