16日は、暑いですねとあいさつを交わした方が多いのではないでしょうか。
富山県内のほとんどの地点で30度を超す真夏日となり、観測地点10カ所のうち、高岡市や砺波市など6地点で今年、最も暑くなりました。
向こう1週間も真夏日の予想となっています。
この中、県内の河川ではアユ漁が解禁され、早朝から釣り人たちが川に繰り出していました。
解禁されたのは毛ばり釣りや友釣りなどの釣り漁で、アユ釣りのスポットとして人気がある富山市の神通川支流の土川では、午前5時の解禁とともに多くの釣り人が釣り糸を垂らしていました。
15日の雨の影響で神通川本流は増水し濁っていましたが、県内が水源の土川は濁りが少なくその分、アユも集まりやすいとあって、1時間ほどで10匹余りを釣り上げる人もいました。
アユの体長は10センチ前後で小ぶりだということです。
*釣り人は
「待ちに待っていた」
「楽しいけど、アユが細かい」
投網やてんから網などの網漁は、今月21日に解禁される予定です。
一方、砺波市のアユ料理専門店では16日、旬の味を求める人で賑わいました。
この店では庄川の天然アユからとれた卵をふ化させて伏流水で育てた「生粋の庄川鮎」を使っていて、16日もおよそ30人の予約がありました。
アユは身が締まって骨が柔らかく食べやすいと評判で、訪れた人たちは庄川の景色を楽しみながら塩焼きや唐揚げ、鮎めしなど、こだわりの料理を楽しんでいました。
*訪れた人は
「おいしい、最高。感動」
「解禁日で来た」
*鮎料理専門店 鮎や 山田匡輔さん
「解禁になってアユシーズンが始まった。庄川のきれいな水で育ったおいしいアユを味わってほしい」