あとを絶たない特殊詐欺被害の防止をめざし、県民に直接電話で注意を呼びかける島根県警のコール作戦が2025年も始まりました。

16日、松江市に開設されたコールセンターで、島根県警の三浦祐明生活安全部長から業務を委託する県防犯連合会の職員に、委託書が手渡されました。

島根県防犯連合会・小谷直也専務:
「松江市内で特殊詐欺の発生が多く、詐欺被害に注意していただくようにお願いの電話をかけさせていただいています」

14年前から行われている県警の「コール作戦」。
センターでは3人のオペレーターが捜査で押収された名簿や電話帳などを基に、2026年3月までに7000世帯以上に電話をかけ、被害の事例も紹介しながら特殊詐欺に遭わないよう直接、注意を呼びかけます。

島根県防犯連合会・小谷直也専務:
「警察官を語る詐欺が激増しています。もし、あなたの通帳やカードが犯罪に使われていると言われても、勇気を持って受話器を置いて電話を切ってください。そして、地元の警察に確認して下さい」

島根県内の特殊詐欺の被害は2025年、5月末の時点で44件、2億9000万円余りで金額ですでに去年1年間を上回っています。SNSを使った投資・ロマンス詐欺の被害も約1億9000万円に上っています。

警察は、今後も様々な手段で県民に注意を呼びかけ、依然、あとを絶たない特殊詐欺被害をなくしたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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