1年前の6月15日熊本市中央区で熊本市職員の女性が飲酒運転の車にはねられ
死亡した事故を受け警察が現場付近で飲酒運転の取り締まりを行いました。
【久保田優果リポート】
「熊本市中央区の代継橋です。死亡事故から1年を受け、警察が現場付近で飲酒検問をしています」
去年6月15日の午前4時すぎ熊本市中央区細工町にある交差点で飲酒運転の車が
歩道に突っ込み、その場にいた熊本市職員の女性(27)が車と信号機の柱に挟まれ死亡。一緒にいた知人女性もケガを負いました。
事故から6月15日で1年。
熊本南警察署と熊本中央警察署は合同で、14日午後10時から現場付近で飲酒運転の取り締まりを行いました。
【熊本県熊本南警察署 橋本 和明 交通一課長】
「大切な人の笑顔や未来を一瞬にして奪う飲酒運転を絶対に許さない。お酒を飲んだらハンドルを握らないという単純な交通ルールを守ってもらいたいと思う」
警察によりますと、今回の検問では酒気帯び運転が1件検挙されたということです。
酒酔い・酒気帯び合わせた飲酒運転の検挙数は、2021年から増加傾向にあり、
去年はここ5年で最多の534件となっていて、ことしは4月までに118件が検挙されています。
そして一夜明けた15日、現場では花を手向け、手を合わせる人の姿もありました。
【亡くなった女性の友人】
「いつも会っていた友人に急に会えなくなるのはつらい。彼女の分まで頑張って生きようかなとは思っています。ちょうど1年だったのでお花を手向けに来ました。
ルールを守っていくような世の中になっていけばいいかなと思っています」