桃山時代の武将で茶人だった上田宗箇にゆかりの茶道具などを展示する特別展が井原市の美術館で開かれています。

井原市の美術館で開かれている特別展には、上田宗箇ゆかりの茶碗や茶杓、水指など茶道具を中心に約30点が展示されています。

尾張の国に生まれた上田宗箇は、桃山時代の武将で茶人だったほか、作陶や作庭もこなした多才な人物です。

こちらは桃山時代に作られた「備前焼砂金袋水指」、戦前までその存在は知られていたもののその後行方がわからなくなり、今回約80年ぶりに一般公開された幻の作品です。

(華鴒大塚美術館 檀上康正学芸員)
「戦国時代から桃山時代、江戸の初期までを生き抜いた武将茶人上田宗箇の『ウツクシキ』美意識をぜひ美術館で体感してもらえたら」

この特別展は6月29日まで井原市の華鴒大塚美術館で開かれています。

岡山放送
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