田植えシーズンを迎え倉敷市祐安地区では田んぼに水を入れるための水車が回っています。
のどかな田園風景の中で水車が水をくみ上げる音が響き渡ります。
JR倉敷駅の北部にある祐安地区では、用水路に設置された直径180センチ前後の水車が勢いよく回っています。
この地区は、田んぼが川の水面より高く砂地で水もちが悪いことから今でも田んぼに水を送るため水車が使われていて、今年も5月下旬から回り始めました。
かつては50基ほどの水車があったということですが、農家の減少などで今では16基にまで減っています。
それでも一つの川にこれだけの水車が設置されているのは全国でも珍しいということで、昔ながらの風景が広がっています。
祐安地区の水車は稲刈りが始まる前の9月まで回り続けるということです。