岩手県久慈市出身の二十山親方が所属する大相撲・春日野部屋の夏合宿が、6月13日から久慈市で始まりました。
迫力ある稽古を間近で見られるとあって多くの人が見学に訪れています。

内記和人記者
「土俵の上では稽古が行われています。力士がぶつかり合うたびに空気が震えるようなそんな迫力が伝わってきます」

久慈市長内町の宇部煎餅店の倉庫に設置された稽古場では、13日から春日野部屋の夏合宿が始まりました。

春日野部屋が市内で合宿を行うのは2025年で12回目で、力士たちの迫力ある稽古をひと目見ようと多くの人が訪れました。

春日野部屋には久慈市出身で元小結・栃乃花の二十山親方が所属していて「地元は合宿に適した環境」だと話しています。

春日野部屋(久慈市出身) 二十山親方
「こっちはまだ梅雨ではないので環境が涼しく稽古には最適な街だと思う。久慈のおいしいものを食べて僕も栄養をつけていきたい」

今回の合宿には14人の力士が参加。
中でも大相撲ファンの視線を集めていたのは東前頭十八枚目の栃大海です。

見学に訪れた人はスマートフォンで写真を撮るなどして力士たちの闘志あふれるぶつかり合いを楽しんでいました。

家族で訪れた人
「初めて相撲を生で見たけど迫力がすごい。音も大きくてびっくりした」
「息子も驚いちゃうくらい迫力があった」

春日野部屋 東前頭十八枚目 栃大海
「応援してくれる人が多いので、やっぱり気合が入る。来場所につながる稽古をしていきたい」

また13日は久慈警察署の後藤俊生署長も稽古場を訪れ、二十山親方に久慈地区安全安心アンバサダーを委嘱しました。

二十山親方には委嘱状のほか、久慈署が考案した防犯のシンボルマーク「クジアーマー」のステッカーも贈られました。

稽古場には13日から詐欺の注意喚起をするチラシなどが設置され、二十山親方らが見学に訪れた人に防犯を呼び掛けるということです。

久慈警察署 後藤俊生署長
「二十山親方は久慈地区で人気・知名度ともに抜群なので、久慈地区安心・安全アンバサダーとクジアーマーを任命させていただいた」

稽古の後には見学に来た人に春日野部屋の名物塩ちゃんこが振舞われ、訪れた人たちは舌鼓を打っていました。

春日野部屋の夏合宿は6月18日まで行われ、期間中は無料で見学をすることができるということです。

(岩手めんこいテレビ)

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